看護師の三姉妹育児

三姉妹を育てる看護師です。小学生になった姉妹とイヤイヤ期目前の末っ子とのリアルな日常を綴っていくブログです。

姉は損だと思わないで

次女が生まれたのは長女が2歳になってすぐでした。

まだまだこれから我が儘を言ったり思いきり甘えたい年頃です。

そんなときに突然現れママの抱っこを独占する妹が、長女にとって邪魔な存在になってほしくなかった。

生まれてすぐは妹に授乳しているといやがったり、次女が泣き出すとそれをかき消すように大きな声を出したり、ちょっぴり妬いているような様子はありました。

でも大きく不安定になることもなく、3ヶ月を過ぎる頃には妹が泣けば私よりもはやく駆けつけ、自分のおもちゃを渡したり

ねーんね!

とお腹をトントンして寝かしつけの真似をしてくれるようになりました。

よく上の子を優先してあげてと言われることがありましたが、長女ばかりを優先するのは難しく、それはそれでどうなのだろうといまいち賛同できずにいました。

実際に心がけたのは、次女のお世話をするのをちょっぴり手伝ってもらうことです。

まだ小さかったのでちょっとしたことですが、オムツを持ってきてもらったりお歌をうたってとお願いしたり。

そして次女に向かって、次女ちゃんこんな優しいお姉ちゃんがいて良いな~(^ ^)
と話しかけると、長女は照れながらとても嬉しそうでした。

次女が笑うようになったら、今長女みて笑ったね!お姉ちゃんのこと大好きなんだね!とアピールしました。

他にはお姉ちゃんだから○○してとは使わないことと、次女に赤ちゃん言葉で話しかけるのはやめておきました。

2歳しか変わらないので、いつもどっちにも対等に話すようにはしてました。


長女の性格もあると思うのですが、妹のことが大好きなお姉ちゃんに育ち、去年は自分の宝物を書く欄に、いもうと と書いていました。

破天荒な次女に泣かされることが多かったし、おもちゃや物ではなく妹と書いたことに驚きました。


そうして私の作戦は成功しているようでしたが
最近、長女から やっぱりお姉ちゃんより妹のほうがよかった と聞くようになってきました。

理由を聞くと、お姉ちゃんだからいつも妹に譲らなくてはいけないからだそうで。

私自身がそういった表現はしてこなかったつもりでしたが、いつも優しく良い人間であろうとする長女はそう思っていたんですね。

むしろ優しいねと言い続けていることが、長女の気持ちを不自由にしているのではないかとも思います。

最近は気がつけばすぐにけんかになる二人ですが、お互いに自分の言いたいことを言えるのは悪いことではないし、兄弟はけんかするものです。
そうやって人との付き合い方を学んでいければ良いかなと。

あまりにしつこいと私から雷が落ちるんですけどね!


他の人には優しくできるのに、なんで次女ちゃんにはできないんだろうとぽつりとつぶやく長女。

その優しい気持ちは長女の宝だけど、優しすぎて傷付くことが多いのではないかとちょっぴり心配です。

私は長女の優しい心を尊敬しているし、次女の自由奔放なところに憧れています。

お姉ちゃんだから損だと思うことはあるかもしれないけど、妹はいつも先を行く姉がうらやましい。

どっちもラッキーとアンラッキーが存在するものです。

三女が生まれ我が家にお姉ちゃんが増えました。

三女はとてもかわいいです。姉妹の赤ちゃん時代を思い出します。
ここが長女に似ててかわいいね、ここは次女に似ててかわいいとほめると二人はとても嬉しそうにしています。


姉は損だと思うことよりも、お姉ちゃんってラッキやなー! が、負けないように、親として腕を磨いていきたいと思います。