看護師の三姉妹育児

三姉妹を育てる看護師です。小学生になった姉妹とイヤイヤ期目前の末っ子とのリアルな日常を綴っていくブログです。

産後うつからの回復

初めての子育ては産後うつになりました。

一人目の時は本当にきつく、身体も疲れているけど何より心がボロボロでした。

この目の前の小さくて儚い命を自分が守れるのか怖かった。

夜中は赤ちゃんが寝ていても不安で30分ごとに目が覚めていました。
生きているのを確認して、寝てはまた目が覚める。24時間ずっと気が張っていて、毎日毎日疲れが蓄積していきました。

授乳するにしても、母乳で赤ちゃんがよくむせてしまい、気管に入って肺炎になるんじゃないか、、

オムツがうまくできてないと太ももが圧迫されて股関節脱臼にかなるんじゃないか、、

とにかく何をするにもぐるぐると不安がつきまとって一人でよく泣いていました。


退院後から昼間は赤ちゃんと二人きりで、話をする相手もいなかったのも要因かな?と思います。

けれど旦那さんが帰ってきて話をしても、大丈夫じゃない?と言われてもちっとも心が晴れないのです。

初めての子育てで私と同じように心配で不安で、つらくなっているママは多いんじゃないでしょうか。
看護師の私でも不安定になったのですから。

1ヶ月たち、赤ちゃん訪問で保育の知識が豊富な保健師さんが来てくれました。
前もって来るのが分かっていたので疑問や不安をメモに書き出し、その回答を一つ一つ書き留めました。

今思うと大げさなのかもしれませんが、この時は心配になるとそのメモを見返し不安が軽減していたのでおすすめです。

そして「お母さん大丈夫だよ。よくやってるよ。」と肯定されるともう涙があふれて止まらず、それからは本当に心が軽くなりました。

仕事上、患者さんの不安な気持ちを傾聴することを心がけていましたが、憂鬱な気持ちに取り囲まれる時、やはりその気持ちを吐き出し受け止めてもらえることが何より効くのだと身をもって実感しました。

つらいと感じている方は保険センターに電話で相談するのも良いと思います。

身近につらそうな方がいれば声をかけ不安な気持ちを受け止め寄り添ってあげてほしいです。

娘は私が心配していた肺炎にも股関節脱臼にもなりませんでした。
成長するにつれて飲むのも上手くなり、むせなくなりました。

これから何度も新たな心配はでてきますが、赤ちゃんは守らなくてはいけないのはもちろんです。
けれど私が思っていたよりも弱くはない。小さいけれど、儚くはない。

心配だし不安だけど、これから幾度となく私の何倍も何百倍も広く優しい心を持ち、逞しく成長していくのを知っています。

三人目にして、やっと自分を信じ赤ちゃんを信じられるようになりました。

あっとゆうまに過ぎて行く赤ちゃん時代を笑って共に過ごしていきたいのです。