もしも子どもが熱性痙攣を起こしたら 対応と観察しておくポイント
長女は熱性痙攣を繰り返し起こす子だったことは以前に書きましが、初めてのお熱で痙攣を起こす子はわりと多いのです。
そのため今回は、もしも熱性痙攣が起きたら、どのような対応をすれば良いのかをお話します。
まずは落ち着いてください。
38℃以上の熱がある場合はほぼ熱性痙攣です。
通常は2分程で収まります。
☆おむつや衣服はゆるめて横向きに寝かせる
痙攣時に吐いてしまうこともあるため、吐いたものが喉に詰まるのを防ぎます。
☆大声で名前を呼んだり、体をゆすったりしない
不安でつい名前を呼んだりしてしまうと思いますが、刺激すると痙攣を長引かせてしまうおそれがあるので静かに見守ります。
☆口の中に指やものを入れたりしない。
刺激になったり吐いてしまった時に窒息の危険があります。
☆痙攣の持続時間を計る
何分続いたのかはとても大切な情報です。
☆どんな痙攣なのか観察する
・手足がどのように動いているか
ガクガクと動いているのか、グググーッと力の入った痙攣か
・左右対称かどうか
手足の動きが左右で同じ動きをしているかチェックしてください。
・目はどこを向いているか
・顔色など
看護師の私でも長女が初めて痙攣した時には、娘がこのまま死んでしまうんじゃないかとものすごい恐怖に襲われました。
通常5分以上続く場合に救急車を呼ぶようになっていますが、初めての痙攣の場合はすぐに呼んで良いと思います。
救急車が到着時に収まっていたら、どんな痙攣が何分続いたのか説明してくださいね。
それ以外にも、緊急に病院受診するべき痙攣は
☆痙攣が5分以上続く
☆短時間に痙攣を繰り返す
☆痙攣が収まっても意識が戻らない
☆熱がないのに痙攣しているなど
以上の症状はなく数分で痙攣が収まった場合も念のため病院受診をしましょう。
痙攣後はぼーっとしていたり、眠ってしまうことが多いですが徐々に元に戻ってきます。
小さな子が目の前で痙攣すると、特に初めての場合気が動転してしまうとは思いますが、慌てずに正しい対応をしましょう。